小鳥と恋愛小説家




コイツでも同情とかするのかしら………。



俯く大河にそんなことを思っていたら



「…………っ!」



大河は顔をあげると、哀れみでも同情でもない



――――怒りに燃えた瞳をあたしに向けた。








「最っっ悪の性格どブス女だな…………!!

自分の弱味をタテにするヤツなんか……

俺は大っっ嫌いだ!!!」



「…………!!!」








息を飲んだ。



大河は



あたしを軽蔑する目で見てた――――









< 288 / 344 >

この作品をシェア

pagetop