小鳥と恋愛小説家




こ……っ…小鳥ちゃん………!!?



カアァ………ッ!!と一気に熱が顔に集まった感じがした………!



あたしの名前知ってるの……!?
しかも……っ……ちゃん付けなんて……!!



「………??」




戸惑いまくるあたしに対してイケメン様は……きょとんと不思議そうにこっちを見てる………!



なんか……っ、ほんとにイメージと違うよ!!



なに……このギャップ…………!?



超絶イケメンでクールで冷たくて素っ気ない………



そんな風に噂されてるのに…………。



こんな風に、いちごみるく片手に……わざわざお礼しに来てくれて…………。



あたしのこと……小鳥ちゃん…なんて呼んでくれる。








やっぱり……優しい人なんだ………。









どうしよう…………。



まるでほんとに……小説を読んでるみたいな気分だよ……?










現実の男の子なのに…………








どうして…………?









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