小鳥と恋愛小説家







そして



ひたすら集中して没頭した一時間後―――








「……………終わった………。」



完結ボタンを押して、しばらく呆然………。



小鳥は辞めてしまったから、見てくれるかはわからない。



でも



いざとなったら押しかけて行こう。



たまにはわがまま言え!と親友が言ってくれた。



ツバサにもきちんと伝えよう。



望む関係ではいてあげられないけど………



ツバサは大切な従姉妹で、俺はツバサに生きて欲しいと心から思っていること………。



俺が出来る精一杯の気持ちを伝えよう。



たまには必死に口を動かして。



想いを伝えたい。



それぞれ







大切な人に―――









逢いに行こう。












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