小鳥と恋愛小説家
■ずっと君が好きです
『逢いたいよぉ………………!!!』
聞こえてきた
ずっと
聞きたかった
君の声―――――
公園に向かってめちゃくちゃに走った。
俺
走りどうしなんだよ。
君の姿が
ただただ―――見たくて。
「カナくん…!カナくん…!逢いたいよぉ…………!!」
やっと
やっと
――――見つけた。
誰もいない公園で………一人ぽつんとブランコに座る君を
やっと――――
「…………見つけた………!!!」
「…………!!」
華奢な身体を後ろからきつくきつく抱き締めて―――――
君がここにいることを確かめた。