小鳥と恋愛小説家
どーしよう…どーしよう……。
カナ君に手作りチョコ渡して喜んでもらいたいのに……。
不器用な我が身が憎い…!!
カナ君…ごめんね…。
チョコレートもうまく作れない小鳥でごめんね…。
思わずテーブルに突っ伏した。
「………。」
暫くしてあたしはのそりとイスから立ち上がると戸棚を漁る。
お茶に…カップ麺に…
「…あ、ポッキーないや。
…かっぱえびせんしかない…」
かっぱえびせんは…デコれねぇ……!!
あたしは再びテーブルに突っ伏した。