小鳥と恋愛小説家
「…………。」
そのせいか、最近の小説は切ないものばかり書いてしまう………。
病んでる………自分でわかる………。
俺は、病んでる………。
思わず、ケータイを睨むように見てしまう。
<………大好きな君に避けられる俺…………。
小さくなる背中を、見えなくなるまで見つめる。
胸が苦しくて………制服の胸元を、ぎゅっと握りしめた………。………――――――――――――――――>
はぁーー…と深いため息が出た。
もろに反映されてる…………。
そして、感想ノートを開いた。
「………!」
そこには…………
『叶音さま
更新読んで泣きまくりました……(ノωT)
小鳥…最近病んでマス。
逃げちゃう琴の気持ちわかります……!
小鳥も最近、大好きな人の前だと緊張しまくって逃げてしまうんです……;;!
ほんとはいっぱい話したいのに…(;_;)
なんかグチっちゃってごめんなさいッ(ノ_<。)
更新楽しみにしてますッ(^^)
【小鳥】』
「…………っ。」
こ………小鳥ちゃん…………!!!