小鳥と恋愛小説家
あたしは改めて双葉に向き直るととにかく辛いこの悩みを話した。
「あたしね……好き…て、自覚してから全然前みたいにしゃべれなくなったんだよ………っ?双葉~…どうしたらいい………?」
言いながらあたしは半泣き状態………。
大好きな人の前だとありえないくらいに上がってしまって………
あたしは最近、貴宮くんの顔もまともに見れずに…………避けてしまっている…………。
「うっわぁ~…純情ー…。さすが小鳥。天然記念物並。
小説ばっか読んでて現実をおろそかにしてたツケね。」
「そっ、それは関係ないもん!」
むしろバイブルにでもさせてもらいますよっ!!
「てか……バレてんじゃないの?………そんな態度じゃ好きなのまるわかりじゃん!」
「………!!?」
ま……まるわかり…………っ!!?
双葉の言葉に衝撃をくらうあたし………っ。
「いや………むしろそんな避けられてたら、嫌われてるって勘違いするかも………。
話し聞く限り貴宮くんて鈍いらしいし……………。」
「………!!?」
ほんとにほんとに……………
あたし、どーしよう……………っ!!?