小鳥と恋愛小説家
思わず…………自分も胸元をきつく握り締めていた。
だって、
胸が……………苦しくて堪らなかった………………。
思わず、口走ったあのセリフ…………
それは心底ムカついたからで………
無意識に…君を誰にも渡したくないなんて…………思ってしまった。
いつから…………そんなに独占欲を出してしまうくらい、俺は君を好きになってたんだろう…………?
君が…………俺を、どう思っていたとしても……………
もう、止められる想いじゃないんだって
今……………気づいた。
胸が痛いくらい………君が好き。
だから…………あのセリフ………
「…………小鳥ちゃん……。無事で、よかった。」
「…………!」
「………………カナが………笑った…………。」
謝らないことに、決めた。