小鳥と恋愛小説家
思わずポタリ…涙が落ちた…………。
好きで好きで好きで……………苦しい。
何にも出来ない自分が…………苦しい。
こんなにも好きなのに…………想いを伝える勇気も出せない。
あたしは小説を読んで恋してるみたいな子供で…………
あなたに似合うお姫様には程遠くて…………
それでも…………
どうかこんなあたしが……………こっそりあなたを想うことを、許して下さい…………。
この気持ちをオモテに出して……………
今はまだ、あなたの傍にいられなくなるのが怖くて堪らないんです。
「…………あたし、弱虫だ……っ………。」
恋を知って…………あたしは臆病だと気づいた……………。
こんなあたしは本当に、
お姫様には程遠い。