小鳥と恋愛小説家
俺は…………クールじゃない。
大河には毎日のようにボケサクって言われるし、
人見知りで口下手で上手く喋れもしない。
女の子みたいにきゅんなケータイ小説を描くのが趣味だ。
冷たくクールな王子様なんてありえない。
『………優しい…よね。』
『………知れて嬉しかった!』
…………君の言葉が、堪らなく、嬉しかったんだ。
これが…………俺です。
このままの俺じゃないと駄目だ。
俺が…………そのままの君が大好きなように。
逢ったことがない時から………君はずっと、変わらず優しかった…………。
小鳥ちゃん…………
このままの…ほんとの俺じゃ…………ダメですか…………?