小鳥と恋愛小説家
…………――――――――――――――
「ない………。」
そして今に至るわけなんです。
諸悪の根源であるちびっこは、『もー飽きた~!!』…と喚き消えました。
あのやろう…………。
あれがなきゃ更新どころじゃないんだぞ~…。
ここじゃないのかな………?
ずいぶん探した気がするのに、まるで見つかりやしない。
またひとつため息をついて…別の場所を探しにその場を離れた。
だけど、その直後―――――……
「………あれ?……………ケータイだ……。誰かの落とし物かなー?」
「…………小鳥ーー!」
「………!……今行くーー!」
俺の探し物は…………大好きな女の子に拾われたなんて…………
「…………大河のちび、馬鹿、ツンデレ…………。」
…………俺は知るよしもない。