小鳥と恋愛小説家
液晶画面に表示された………
《園村大河》の文字…………!
この人、確か、貴宮くんの友達………!
あの女の子みたいに可愛い顔した美少年!
てことは…このケータイの持ち主、貴宮くんとも知り合いかもしんないよね!?
――――カチ……
通話ボタンを押して、あたしはドキドキしながらケータイを耳に押しあてた。
『………てめぇ見つかったんならとっとと出やがれ!!!いつまでも待たせんじゃねぇぞ!?ボケサクが!!』
「…………!!?」