小鳥と恋愛小説家







え…………サイン……………??



サインて…………俺の………………?



最低でも、最悪でもなく……………



まさかのサイン……………?



未だにうまく頭が回らなくて、俺は手帳とペンを持ったまま固まっています………。(あ、うさぎ模様だ。)



可愛い小鳥ちゃんは、きらきらと目を輝かせて俺を見ているような……………?



「叶音さま……!?ほんとにほんとにほんとーーにっ!……叶音さまっ!!?」



「………!?」



俺の腕にガシッ!としがみついて真っ赤な顔で興奮気味の彼女はあまりに必死な顔で…………



「……………う…ん。俺の名前から一字取って………。」



なんか…その迫力に戸惑いながら答えれば



ふるふると震えた小鳥ちゃんは……………………



「…………!!?」



俺の手を小さな両手でぎゅっと握りしめ………













「~~~~!!!………キャーっ!!ファンですっ!ファンですっ!大っっファンです~~~っ!!!」


















跳び跳ねて喜んでるんですが……………











……………えぇーーー……………。






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