先生が生徒を監禁して
「な、なんなのよ……」
「そんな物欲しそうな顔をしなくとも、言えばしてあげますよ」
顔を赤らめた夏川の愛らしさ。
膝をたてて、足を閉じる様も悩ましいことだ。
「先生……なんで?」
「『なんで?』。こんなことをする目的なんか一つしかないでしょう。俺はあなたを愛しているのですよ」
親近感を際だたせるための言葉。
「愛していますよ、夏川璃苑。誰よりも、何よりも、星よりも、花よりも美しいあなたを」
言葉にしていく内に耐えきれなくなった。