先生が生徒を監禁して


笑ってしまう。負け犬の遠吠え以下だ。


あとは背中を向け、勢いに任せてボタンを外していく。


一分ジャスト。

夏川はシャツを脱いだ。


露わになった背中。肩を強ばらせている。


ブラ紐は淡いピンク色だった。丁度、いじめられた夏川がふきつけられたスプレーの色と同じく。


怖がっている――例えるなら、警戒する子猫のような気配を放つ背中に優しくタオルを当てた。


< 18 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop