先生が生徒を監禁して
ぞくぞくした。
思い通りにいったこの状況に。
側にいて、側にいて、側にいて――!
まさかこんなちんけな言葉で幸せを噛みしめるとは思ってもなかった。
気がおかしくなりそうだ。
ああ、ああー、このまま犯したい!
いや、でも、待て待て。
「ふう」
息を吐いて、平静に浸る。
まだ早い。
まだ時ではない。
そこまでを夏川は求めていないのだから、俺はここどまりだ。
「あなたが安心して眠るまで、ずっと一緒にいますよ」
寝台の横に俺も寝る。
ぎしりと軋むベッド。
温もりが間近にあった。
それを抱きしめながら。
「愛しているよ」
子守歌代わりの極上の言葉を添えて、俺はずっと彼女の隣にいた。