先生が生徒を監禁して
「っ……」
歯がみをして言わないとするあどけなさ。
強情だなぁといつかと同じように夏川に近づいた。
手を握り、じいと見つめる。
目に見て分かるほど夏川の温度はあがっていた。
「どうしたい?ん?」
ふうと息を吹きかける。
「わた、し……」
「なんでも願いを叶えますよ」
「キス、したい……」
ぞくりと悦からなる悪寒が背中を這い上がった。
貪るキスをした。
俺も俺で耐えが堰を切ったし、夏川もこれぐらいしなければ満足できないだろう。