先生が生徒を監禁して
調教一日前
夏川は少し変わった子だった。
妄想が激しく、統合失調者とも見られることからよくいじめられていた。
「先生……」
いじめられていた夏川が保健室に、俺のもとにくるのは珍しくないが。
ある日、夏川は有り得ない頭をして保健室に入ってきた。
「どうしたんですかっ」
声を荒げる。
夏川の頭は赤っぽくなっていたのだ。
黒にピンクを混ぜたような髪が夕暮れにさらされていた。
夏川の肩を抱く。
「また、いじめられたんですか?」
頷く夏川。
いやはや、今のいじめというのは過激すぎる。
これは後に制裁を与えなければと思っていれば、気丈だった彼女が泣き始めた。