先生が生徒を監禁して
それから軽い談笑をして、やがて夏川が眠いと、ならベッドで休みなさいと眠りについた。
横になった夏川、寝たようだ。薬が効いているらしい。
念のため、起きないか顔を触る。
顔から顎、首筋、動く血管を感じて、体へ。
温かった。
これが夏川の温もりかと興奮したものだ。
唇を寄せる――だが、いけないとやめた。
口づけは夏川自身からしたいと思わせなければならない。
そのために調教を。
彼女が俺だけを求めるような教えが必要だった。
夏川を抱える。
抱えて向かったのは保健室の隅。床にある扉を開ければ、中には階段がある。
地下通路があったのだ、この学校には。
古い作りのため、避難感覚で作ったのだろう。
繋がっている先は隣の廃病院。
そこの病室の一室に夏川を運び、手足を拘束する。夏川を外と隔絶するために。