初恋 〜君と私の片思い〜
私が会場に着くとすでに半数くらいの人がいて、話や出てくる料理に盛り上がってた。
う、うわぁ…思わず声を出しそうになった。みんなキレー…
男子は相変わらずやんちゃっぽさがまだ残っていたが、女子は見違えるほど変わっていた。
髪をストレートに伸ばしていたり、ふんわり巻いてきていたり…今日に熱入れてるのかなってぐらいメイクもバッチリだし。
「あ!麗奈ー!!こっちこっち!」
そう私の名前を呼ぶ友達、静香。静香は綺麗系の女の子で、中学の頃は毎日のように男子からお呼びがかかっていた。
「麗奈ー?聞こえてるー?
いいんちょうさーーん!!」
そんな大きい声で呼ばないでぇ。静香の声に会場にいたみんなが私の方を見た。
いやだぁ恥ずかしいよぉ…
静香のばか!呼ぶなら近くまで来てよ!!
ん?いつまで経ってもみんなの視線は私の方を向いたまま…
私の後ろに誰かいるの?って思って振り向いたけど誰もいなかった。もしかして服が変?ゴミでも付いてるのかと思ったが自分では全くわからなかった。
そしてみんなの第一声は…――