初恋 〜君と私の片思い〜



「なんか歌うか?」と言われ、私は首を横に振った。



「あのさ…」と言いながら近付いてくる一ノ瀬にドキドキしてしまう。なんでこんな奴に……
スッと私の髪を触る一ノ瀬の手にビクッと反応する。



「い、一ノ瀬!!!!!」



「さっきから一ノ瀬、一ノ瀬っていい加減腹立つ。名前で呼べよ。俺には春樹ってちゃんとした名前があんだよ。言えよ、早く」


「えっ…っと一ノ「春樹だから」


「は、はるきぃ…」


力無く言うと一…春樹はフッと笑って抱き締めてきた。



「ちょっ…!!なに…」
「可愛い過ぎ///こんな姿他の奴に見せたくねぇな。
まぁ、よくできました」



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