初恋 〜君と私の片思い〜


ため息つかれた!?
てゆうか、やっぱり言えないんだ。私が嫌いだから?繭ちゃんとなにかあるから?


春樹は下を向いて黙る。そして急に顔を上げて私の顔をジッと見た。
正直、真っ直ぐ見られるのも恥ずかしい////



「お前さぁ…自分で気づいてないの?他の奴ら(男子)も言ってたけど可愛くなりすぎだよ。」


「そんなお世辞聞きたくない。」


「はいはい。お前に何言っても無駄だったね…もういいや。」


私呆れられたの?



「俺と付き合え。はい、いいえで答えろ。それ以外聞きたくねぇから。」



最後ぐらい素直になりたい。でも繭ちゃんと約束したし…


そっと春樹の着ていたシャツの裾を握った。これが私の精一杯の答え…











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