また笑って?


[悠一]


なんか環七が元気無かったから、つい引っ張ってきた。

迷惑やったよな~…。

「なぁ環七。俺でよかったら話きくで?」

「…うん。」

ゆっくり話だした環七は不安そうやった。

「友達に…好きな人ができた。でもその人は私にとって友達やねん。なのにそれ聞いたとき…なんか苦しくて…。」

「うん。」

しゃがみ込んだ環七の頭を撫でた。

< 39 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop