たしかにキミはいた
*せかんど*
教会には若い男がいた
「……………。」
何かを必死に祈っている
「ねぇ…ねぇ…ねぇ…」
「……………。」
「ねぇってばっ!!」
「!?」
いきなり耳元で大きな声が聞こえて俺はびっくりした
「…あのさぁー・・・」
後ろを振り向くと真っ黒な髪がキレイな白いワンピースを着た女がたっていた
ドクンッ
「?…聞いてんの?」
「あ、あぁ…」
その女は15年前のあの子にうりふたつだった