たしかにキミはいた


「あんたこんなところで何してんの?」


「え…いや…」


「?変な人ね…まぁいいわ。ねぇ、この辺に小学校ってあるかしら?」



ドクンッ



なぜかまた心臓がはねた


この女はいったい……


「あんたさっきから人のこと馬鹿にしてんの?返事くらいしなさいよ」


「あ…ごめん……少し小さいけどここから10分
くらいのとこにあるよ」


「ふーん…案内してよ」


「……は?」


「どーせ暇なんでしょ?いいじゃない」


こうして俺は怪しい女を
案内することになった…



“俺ら”の母校へ



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