ワンダー
それにしても寒い日だ。もうすぐ4月だっていうのに。
「ほんと、寒くて鼻が痛い。ねえマミ」
「なに?」
風で髪がぼさぼさだけどそんなことには全く無関心。
それがマミだった。
「かけっこって、したらまだ楽しいのかなあ」
「なに?かけっこ?」 こっちも驚くほど驚いた顔で、赤いマフラーをまきなおした。
強くなってきた向かい風。
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