氷の姫君
聖なる泉に着くと白雪がやはり先に来ていた。

「さあ。入りなさい。」

「ええ・・・」

私は聖なる泉に浸かる。

そうするとあっと言う間に傷は言える。

「よかったわね。」

白雪が微笑む。

白雪は何かと私によくしてくれる。
姉御肌な性格からだろう。

「そういえば幽玄様がお呼びよ。」

「幽玄様が?」

「ええ。」

「わかったわ。」

私は白雪に御礼を告げると幽玄様の住む城へ向かった。

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