氷の姫君
「ん・・もう少し、寝たい・・・」

そういうと雪姫は静かに目を閉じた。

俺は雪姫をそっと持ち上げる。
軽いな。

まるで雪のような軽さに驚いた。


そのまま抱えて部屋を出る。

暫く歩いていると雪姫が目を覚ます。

「ん・・・」

「あ、今度こそ起きた?」

「え・・・?」

雪姫は驚いて俺を見上げる。

「どうしたの?」

面白くてついからかってみる。
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