氷の姫君
「準備は出来たか?」

「ええ」

そう言って微笑みながら振り向く。

するとダルジェは無言のまま見つめてくる。

「私どこかおかしい?」

不安になり尋ねる。

「いいや、綺麗だ。」

そう言うと優しくダルジェは私の腕を取る。

「いこう。」

「ええ。」
< 186 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop