氷の姫君
「おめでとう月華ちゃん。」

「レンさん!」

聖堂の外に出るとレンさんに話しかけられた。

「ありがとうございます。」

「少し残念だよ。」

そう言って微笑むレンさん。

「きっとレンさんにもいつか運命の人が現れますよ。」

「ああ。そうだね。」

2人で静かに微笑みあった。

「月華。」

「ファード!」

「おめでとう。」

「ふふ。ありがとう」

「まさか月華が俺の主になるなんてな。」

そういっていたずらっぽく微笑む。

「そうね。これからもよろしくね?」

「ああ。」

話し終えるとダルジェが傍に寄ってきた。
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