氷の姫君
「ねえメルフェ?ダルジェは一人で出かけたの?」

「ファードと一緒に出かけたのよ。」

「そっか。」

「ファードのことまだ気にしているの?」

「うん・・・。」

「ファードは人見知りって言うのかしら?自分が認めた相手以外なつかないのよ。」

「じゃあ私認められてないんだ。」

そういってしゅんとうな垂れる月華。

「大丈夫!まだファードと会ったばかりでしょ?私のときも最初そうだったし。」

「うそ?メルフェも最初そうだったの?」

「ええ。時が来たらいずれ仲良く慣れるわよ。」

「うん。」

「さあ、朝食にしましょう!」

「ええ!」



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