氷の姫君
「私はあなたを奇妙だとは思わないわ。」

「・・・・本当?」

信じられないと言いたげな瞳をしていた。

「ええ!どんな力を持っていても月華は月華でしょ?」

「・・・うん。」

「だから!ね?」

「ありがとう。」

「あ、ドレスが届いたみたいよ!」

「え?」

「ほら!窓に置いてあるじゃない。」

そう言われて振り返るといくつもの箱が置いてあった。

「いつのまに?」

「ダルジェ様の使い魔が届けたんでしょ!」

そういってメルフェは一人で全部箱を持ってしまった。
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