氷の姫君
「っ!」

間一髪なんとか空を飛びシェリルさんの攻撃を避けた。

「あら。飛べるのね。じゃあこれは?」

そう言ってシェリルさんは無数の炎を放ってきた。

「こんな炎!」

私は炎をすべて凍らせた。

「あら。あなた氷を司るものなのね。」

「っはあはあ・・・。」

さっき少し泣いた上さっきのいきなり空を飛んだ反動で大分私の魔力は限界に近づいていた。雪女は涙に魔力が含まれているからない多分だけ魔力が消耗する。

「疲れたの?じゃあこれでおしまいね。」

そう言うと巨大な炎が襲ってきた。

駄目だ今の魔力じゃ避けることも凍らせることも出来ない。

私は諦めて目を瞑った。

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