氷の姫君
「恋しちゃったのかな。」
自分で呟き驚く。
ああ、そっか。恋したんだ。
だから上手く感情をコントロールできないんだ。
「っ。」
体が下に落ちそうになる。
泣いたから魔力を消耗したんだ。
その瞬間誰かに手を掴まれ、驚き振り向いた瞬間抱きしめられた。
「お前は本当に私を心配にさせるな。」
「ダルジェ?」
間違いなく声の主はダルジェ。
でも、なんで?
あなた空飛べるの?
「屋敷に戻るぞ。」
「待って!あなた空飛べるの?」
「ああ。」
「でも、なんで。」
「訳は屋敷に戻ってから話す。」
そして手を掴んだまま屋敷の方向に引き返そうとするダルジェ。
なんとも言えない気持になり私は叫ぶ。
「離して。私も飛べる。」
「そのふらふらな体で何を言う。」
そう言って有無を言わせず月華を抱き上げる。その瞬間物凄いスピードで飛び始めた。
「きゃ!」
私は慌ててダルジェの首に手を回す。
自分で呟き驚く。
ああ、そっか。恋したんだ。
だから上手く感情をコントロールできないんだ。
「っ。」
体が下に落ちそうになる。
泣いたから魔力を消耗したんだ。
その瞬間誰かに手を掴まれ、驚き振り向いた瞬間抱きしめられた。
「お前は本当に私を心配にさせるな。」
「ダルジェ?」
間違いなく声の主はダルジェ。
でも、なんで?
あなた空飛べるの?
「屋敷に戻るぞ。」
「待って!あなた空飛べるの?」
「ああ。」
「でも、なんで。」
「訳は屋敷に戻ってから話す。」
そして手を掴んだまま屋敷の方向に引き返そうとするダルジェ。
なんとも言えない気持になり私は叫ぶ。
「離して。私も飛べる。」
「そのふらふらな体で何を言う。」
そう言って有無を言わせず月華を抱き上げる。その瞬間物凄いスピードで飛び始めた。
「きゃ!」
私は慌ててダルジェの首に手を回す。