氷の姫君
いつのまにか屋敷についていた。

ダルジェはそっと私をベットに座らせる。

「あ、その怪我!」

ダルジェを見ると腕にかすかに怪我をしていた。私がさっき突き飛ばしたから!

「これか?大したことは無い。気にするな。」

そう言って優しく微笑むダルジェ。
なんであなたはそんな優しく微笑むの?
私あなたにあんな理不尽な態度とったのに。

「腕貸して!」

「え?」

「お願い!」

私はダルジェが返事をする前にダルジェの手を取り怪我の具合をみた。

これなら私の今の魔力でも治せる。

私は霊力でダルジェの傷を癒した。

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