氷の姫君
「ありがとう。じゃあお部屋にいきましょ?」

セーラさんに促されるままセーラさんの部屋に来た。

あ!ここさっき私が寝てた部屋だ!

「月華さんはなんなの?」

「え?」

「人間ではないんでしょ?」

「うん。私は雪女よ。」

「雪女?」

「うん。雪を眷属とし雪を操るものよ。」

「雪ってなに?」

セーラさんも雪を知らないらしい。
んーいま外に降らせるわけに行かないし。

「あ、手をだしてもらる?」

「こう?」

セーラさんの手に少しの雪を降らせた。

「うわあ!冷たくて柔らかい!!」

子供のようにはしゃぐセーラさん。
ああ、私この人好きだな。

「凄いのね月華さん!私はじめて見た!」

「喜んでもらえてよかった。」

< 82 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop