眠れぬ夜は君のせい
├ライラック
翌日、学校を出た私を待っていたのは、
「萌波さん」
衛藤さんだった。
そばには古めかしいデザインのスポーツカー。
私は衛藤さんのそばに歩み寄る。
「お仕事、お休みだったんですか?」
「今日は午前中だけ」
衛藤さんが微笑む。
「乗って行くか?
送ってくよ」
「じゃあ、お言葉に…」
「萌波?」
その声に振り返る。
固まった。
「萌波さん」
衛藤さんだった。
そばには古めかしいデザインのスポーツカー。
私は衛藤さんのそばに歩み寄る。
「お仕事、お休みだったんですか?」
「今日は午前中だけ」
衛藤さんが微笑む。
「乗って行くか?
送ってくよ」
「じゃあ、お言葉に…」
「萌波?」
その声に振り返る。
固まった。