眠れぬ夜は君のせい
「初めて君を見た時、本気になった。
本気で恋に落ちて、本気で私の妻にしたいと思った」
何のためらいもなく、サラッと言った衛藤さん。
よく言えるよね、そんなセリフ。
言われた側は恥ずかしくて仕方がないのに。
「萌波は、どう思った?」
「えっ、私?」
「私を見て、どう思った?」
「……変な人だなって思いましたよ。
聞いた訳じゃないのにペラペラと自分のプロフィールをしゃべるから、変な人だなって」
思ったことそのまんま言う。
だって、そうだったもん。
本気で恋に落ちて、本気で私の妻にしたいと思った」
何のためらいもなく、サラッと言った衛藤さん。
よく言えるよね、そんなセリフ。
言われた側は恥ずかしくて仕方がないのに。
「萌波は、どう思った?」
「えっ、私?」
「私を見て、どう思った?」
「……変な人だなって思いましたよ。
聞いた訳じゃないのにペラペラと自分のプロフィールをしゃべるから、変な人だなって」
思ったことそのまんま言う。
だって、そうだったもん。