眠れぬ夜は君のせい
「……うっ……」
うめき声をあげ、彼が崩れ落ちる。
胸には、お昼休みに金物屋に行って買ってきた果物ナイフ。
彼がアタシにつけた跡と一緒の位置に、それが刺さっていた。
アタシは座り、彼の頭を抱きしめる。
「………ア、リ………」
ゴボッと、彼が血を吐く。
真っ赤な血が彼の口元を汚す。
「結婚なんて、させないわ」
彼の耳元で、ささやく。
「あなたはアタシのものなんだから…」
彼が、息を引き取った。
☆★END☆★
うめき声をあげ、彼が崩れ落ちる。
胸には、お昼休みに金物屋に行って買ってきた果物ナイフ。
彼がアタシにつけた跡と一緒の位置に、それが刺さっていた。
アタシは座り、彼の頭を抱きしめる。
「………ア、リ………」
ゴボッと、彼が血を吐く。
真っ赤な血が彼の口元を汚す。
「結婚なんて、させないわ」
彼の耳元で、ささやく。
「あなたはアタシのものなんだから…」
彼が、息を引き取った。
☆★END☆★