眠れぬ夜は君のせい

├さよなら

退屈過ぎるパーティー。

くだらなさ過ぎる自慢話。

そこから抜け出し、夜の街を1人歩く。

静かな夜の街。

まるで、眠っているようだ。

「あげは…」

お前は、どこにいる?

どこで何してる?

そして、何故黙って姿を消した?

会いたくて、仕方がない。

お前が吸血鬼だろうが何だろうが。

今すぐ会って、今すぐ抱きしめたい。

もう離さないように。

このまま、お前を。
< 70 / 252 >

この作品をシェア

pagetop