眠れぬ夜は君のせい
微笑んだ。

戸惑う私に、衛藤さんはニコッと微笑んだ。

あ、笑顔好きかも…。

その瞬間、ドキッと鳴った心臓。

それから雑談を交えながら、食事会がスタートした。

その間、何度か衛藤さんと目が合う。

そのたびに、衛藤さんは微笑んで返してくれた。

「じゃあ、後は萌波と敦仁くんの2人に任せましょう」

……えっ?

お父様の言葉に、耳を疑った。

私と衛藤さんの……2人?

意味は、わかっている。
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