渇いた詩
「……うん」


あたしも久弥に続いて席へ座った。


料理はどれも美味しくて口に入れる度に感動した。


仕事柄、いろんなとこのお店の料理を食べてきたけど比べ物にならないくらい絶品。



あたしが「美味しい」と言うと久弥も満足そうに笑った。



「ご馳走様でした!!」


満たされたお腹に幸せを感じながら食後のお茶を一口飲む。


「桜。デザートあるけど、どうする?」


デザート?


「黒蜜きなこのショコラアイス」
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