渇いた詩
あっ、そういえば……。
「久弥!!」
「なんだよ?」
抱き合っていたあたしは久弥から腕を離してあるものを手に取り久弥に見せた。
「これ!!久弥でしょ!?」
あたしが久弥に見せたものは先ほど自分の部屋で聴いていたGalfiaのCD。
「あ……あぁ……バレちゃった?」
「“バレちゃった”じゃないよ!!なんでこんな重要なこと黙ってたのさ!!」
「だってさ、ムカついたんだよ。俺は桜のこと覚えたのに桜は俺のこと忘れてるし」
久弥はむくれたように話始めた。
えっ、覚えてたって?
「俺たち、4年前に一度会ってるんだよ」
それは久弥から聞かされた真実。
「久弥!!」
「なんだよ?」
抱き合っていたあたしは久弥から腕を離してあるものを手に取り久弥に見せた。
「これ!!久弥でしょ!?」
あたしが久弥に見せたものは先ほど自分の部屋で聴いていたGalfiaのCD。
「あ……あぁ……バレちゃった?」
「“バレちゃった”じゃないよ!!なんでこんな重要なこと黙ってたのさ!!」
「だってさ、ムカついたんだよ。俺は桜のこと覚えたのに桜は俺のこと忘れてるし」
久弥はむくれたように話始めた。
えっ、覚えてたって?
「俺たち、4年前に一度会ってるんだよ」
それは久弥から聞かされた真実。