君に、会いたくなった
どんっ!!!!!



 一瞬の出来事だった…


 ボールが予想してたより勢いが強すぎてわたしは尻餅をついた。



 心なしか辺りが騒がしい気がする……




「見たか?顔面にクリーンヒットしたぞ!」

「あれって海の彼女だよな!!」

「うわー、可愛そー・・」






「だだだ、大丈夫??」


 雪乃が手を差し伸べてくれた。



「ありがと…」



ひりひりするおでこをさすりながら立ちあがった。



「ごめんなさい!!」



 ボールを蹴った先輩がオロオロしながら近づいてきた。



「わっ、血!」



 すると、一花先輩が可愛いお花のハンカチでおでこを拭いてくれた。



「いっ…」



しみるぅぅぅうう!!!




「大丈夫?ごめんね?ごめんね??」



 先輩は悪くないのに、謝ってくる。





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