君に、会いたくなった



「ただいまー・・」


「おかえりーって、どうしたの?おでこ」


「ぶつけたー。」


「あんたどんくさいんだから気をつけなさいよー??」



 家に帰ってから、先輩が言ってたことが頭に浮かぶ。








“でも、好きだから。誰に何と言われようと。”







 
 なんか、先輩っておとななイメージがあるのに、余裕なさそうに見えた。



 改めて、私の入る隙なんて無いと思った。


 

 一花先輩が羨ましい……。






 その日の夜は眠れなかった。


 本気で、海先輩の事諦めようと思った…




 でも、できなかった。




 一目惚れって怖いね、



 なかなか抜け出せない―――――――



 
 
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