ありのまま、愛すること。
祖母の涙
帰国した4月、私は経理の会社の東京支局で営業職に就いていました。
じつは、その会社は北半球一周に向かう前に、一度だけ面接を受けていた会社です。
内定をもらっていたのに、その後いっさい連絡をせずに、北半球を渡り歩いていたのでした。
でも、その最中に、家に電話がかかってきていたようで、電話に出た祖母は、
「いま、海外旅行中でして……」
と応対していたようです。
帰国して私は、それを聞いて、ずいぶん驚いて電話をしました。
もうとっくに、内定の話なんてご破算になっていたと思っていたからです。
そうしたら、
「枠は空けて待っています。4月1日から出社してください」
と言っていただきました。
よし、1年間、勉強できるぞ。
そう思うと嬉しかったし、感謝でした。
じつは、その会社は北半球一周に向かう前に、一度だけ面接を受けていた会社です。
内定をもらっていたのに、その後いっさい連絡をせずに、北半球を渡り歩いていたのでした。
でも、その最中に、家に電話がかかってきていたようで、電話に出た祖母は、
「いま、海外旅行中でして……」
と応対していたようです。
帰国して私は、それを聞いて、ずいぶん驚いて電話をしました。
もうとっくに、内定の話なんてご破算になっていたと思っていたからです。
そうしたら、
「枠は空けて待っています。4月1日から出社してください」
と言っていただきました。
よし、1年間、勉強できるぞ。
そう思うと嬉しかったし、感謝でした。