ありのまま、愛すること。
妻との出会い
妻・洋子と知り合ったのは、経理の会社で営業をしていたころです。
会社の本部は東京・麹町のビルのなかにありました。
入社して早々の4月上旬のこと。
先輩社員に連れていかれた近所の瀟洒なレストランで、彼女は働いていました。
肩まで伸ばしたソバージュに瞳のきれいさが印象的。
白い長袖のブラウスと黒いロングスカート姿でウェイトレスをしていたのが彼女でした。
ひと目見たとき、「あっ、お母さんと顔が似ている」と思ってハッと胸を突かれたんです。
とにかくドキドキした感覚でした─いえ、早い話がひと目惚れというやつです。
その夜は偶然にも新入社員の歓迎会がそのレストランで開催されます。
私もビールとワインをけっこう飲んだのですが、名前も知らないウェイトレスのことが気になって仕方ありません。
スタッフたちの声に聞き耳を立てていると、彼女の名前が「洋子」であることが判明。しかもチーフ・ウェイトレスだそうです。
「よしっ、将来の伴侶はこの人に決めよう! ひと目惚れだって、なんだって、近い将来、外食産業の会社の社長になる僕にはピッタリの女性じゃないか!」
そうして、何度もアプローチをして、洋子と結婚したのは、1985年1月5日、私が24歳のとき。
当時はまだ、念願の会社「渡美商事」を設立したばかりのころです。
会社の本部は東京・麹町のビルのなかにありました。
入社して早々の4月上旬のこと。
先輩社員に連れていかれた近所の瀟洒なレストランで、彼女は働いていました。
肩まで伸ばしたソバージュに瞳のきれいさが印象的。
白い長袖のブラウスと黒いロングスカート姿でウェイトレスをしていたのが彼女でした。
ひと目見たとき、「あっ、お母さんと顔が似ている」と思ってハッと胸を突かれたんです。
とにかくドキドキした感覚でした─いえ、早い話がひと目惚れというやつです。
その夜は偶然にも新入社員の歓迎会がそのレストランで開催されます。
私もビールとワインをけっこう飲んだのですが、名前も知らないウェイトレスのことが気になって仕方ありません。
スタッフたちの声に聞き耳を立てていると、彼女の名前が「洋子」であることが判明。しかもチーフ・ウェイトレスだそうです。
「よしっ、将来の伴侶はこの人に決めよう! ひと目惚れだって、なんだって、近い将来、外食産業の会社の社長になる僕にはピッタリの女性じゃないか!」
そうして、何度もアプローチをして、洋子と結婚したのは、1985年1月5日、私が24歳のとき。
当時はまだ、念願の会社「渡美商事」を設立したばかりのころです。