ありのまま、愛すること。
そして、もうひとつ大切なことは「比較をしない」ということ。

本来持って生まれたものは、人それぞれ違う。それを比較することは、不平等極まりないことなんです。

比較していいのは、その人自身の、昨日と今日の違いだけであると思います。
なんでも平均的に点数の取れる子どもではなく、好きなこと、得意なことを伸ばす教育であるべきではないかと。

その延長線上に、自分の将来のあるべき姿を、アバウトでいいから見据えさせたいと私は願うのです。



人間は持って生まれたものが違う。

この前提に立たなければ、本当の教育のあるべき姿は見えてこないでしょう。

そして、それぞれの違った資質を、それぞれに磨いてあげることこそ大切なんです。

いかに社会が変化しようとも、自分で課題を見つけ、学び、考え、主体的に判断し、行動する。

また、自らを律しつつ、他人と協調し、人を思いやる心、感動する心を忘れない。そんな子どもを育てたい。

教育とは、意志を持つための、環境と偶然を提供することであると、私は思います。


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