ありのまま、愛すること。
それは「みなさまを、実の母とも思い、父とも思い、お世話をさせていただきます」という言葉です。
私の場合はこの「母」に当たるところが、祖母をイメージしていることは言わずもがななのですが。
糸おばあちゃんが、「美樹さん、ありがとう。幸せだよ」と言ってくれる。
父が「美樹、ありがとうな、幸せだよ」と言ってくれる。そんな介護を提供したいと、この日、私は思いを新たにしました。
あるおばあちゃんは、私の手を握り、ゆっくりとした口調で話し始めます。
「あなたの仕事は大事な仕事だから、みんなのために頑張るのですよ」
まるで、その声は、10歳のとき亡くなった母からの声のように、93歳で私の腕の中で息を引き取った、糸おばあちゃんの声のように私の心に響きました。
別のおばあちゃんは、こうおっしゃいます。
「温泉のときのね、あなたの写真に、毎朝『ありがとう』を言ってるんだ。聞こえてる?」
心が震えました。思わず鳥肌が立ったほどです。
涙があふれ、言葉が出ませんでした。
私たちはなんて、ありがたい仕事をさせていただいているんだろうと。
介護という仕事は、本当にありがたいのです。人生の大先輩の姿から、「人生」を学ばせていただけるのですから。
私の場合はこの「母」に当たるところが、祖母をイメージしていることは言わずもがななのですが。
糸おばあちゃんが、「美樹さん、ありがとう。幸せだよ」と言ってくれる。
父が「美樹、ありがとうな、幸せだよ」と言ってくれる。そんな介護を提供したいと、この日、私は思いを新たにしました。
あるおばあちゃんは、私の手を握り、ゆっくりとした口調で話し始めます。
「あなたの仕事は大事な仕事だから、みんなのために頑張るのですよ」
まるで、その声は、10歳のとき亡くなった母からの声のように、93歳で私の腕の中で息を引き取った、糸おばあちゃんの声のように私の心に響きました。
別のおばあちゃんは、こうおっしゃいます。
「温泉のときのね、あなたの写真に、毎朝『ありがとう』を言ってるんだ。聞こえてる?」
心が震えました。思わず鳥肌が立ったほどです。
涙があふれ、言葉が出ませんでした。
私たちはなんて、ありがたい仕事をさせていただいているんだろうと。
介護という仕事は、本当にありがたいのです。人生の大先輩の姿から、「人生」を学ばせていただけるのですから。