ありのまま、愛すること。

ところで、木曜日の夜に行われる宣教師のための勉強会は、もうひとつのメリットを私にもたらしました。

その会では、大人が100人もいるような前で、6分間もらって自分の行っている活動について、中学生の私にもスピーチできる機会が与えられていました。

そこでは話すときの口ぶり、所作、手をどのように動かすか……など、人前で話す際の技術を細かく指導してもらい、後に人前でスピーチする機会の多くなる私にとっては、あのときの勉強がものすごく役に立っているのです。

母に会いたいというモチーフで教団での活動を始めた私でしたが、心のなかにある寂しさを埋めたかったというのも事実。

教会で「渡邉くん」「美樹くん」と声をかけてくれる大人たちがいることが嬉しかったし、そんなファミリーのような体質も素直に馴染んだのです。

そこで癒されたのもまた、事実といえましょう。